JAFは、10月4日(木)〜6日(土)、FIA(国際自動車連盟)に加盟するアジア地域の自動車クラブを対象に、安全運転講習会の講師を養成するための研修会を実施しました。

今年で3回目となった同プログラムは、警察庁、国土交通省および日本自動車工業会(自工会)の後援により、国連「交通安全のための行動の10年 2011-2020」の趣旨に賛同するJAFの活動の一環として、5カ国から6名の自動車クラブ職員の参加を得て開催しました。

PDF世界交通安全委員会のレポート(3.7MB)によると、今後、経済発展に伴い東南アジアおよび西南アジア等の国々において交通事故被害の激増が懸念されています。JAFでは、来年度も引き続き同様のプログラムを開催し、アジアの自動車クラブが自国で展開する交通安全活動を支援していくことにしています。

平成24年度 FIAアジア・太平洋地域安全運転講習会講師養成研修会内容

1日目:
日本の道路利用者のマナーの良さと翌日以降のプログラムの理解を助ける目的で、東京都内の交通事情視察を実施しました。併せて、JAF会員の方々のボランティアによる交通安全活動である交通安全実行委員会の活動を紹介すべく、同委員会の活動の成果として実際に改善された提案事例を実地視察しました。
  • 写真1
    JAF交通安全実行委員会による改善提案により
    改善された道路標示を視察
  • 写真2
    矢代隆義JAF副会長による挨拶
2日目:
JAF本部における講義を実施。受講者が自国の交通状況や課題、自クラブの活動についてプレゼンを行いました。また外部からは、昨年度からの警察庁に加え、今回新たに自工会から、同団体の交通安全活動についてプレゼンがありました。引き続きJAFの交通安全活動全般について紹介ののち、交通安全講習会で使用される様々な機材を実際に体験しました。その後、ロードサービス指令室および車両を視察しました。
  • 写真3
    プレゼンを実施する
    バングラデシュ自動車協会・アフサー・フセイン氏
  • 写真4
    JAFの説明に真剣に耳を傾ける参加者たち
3日目:
千葉県成田市の日本自動車大学校に移り、JAFが国内で実施する講習会のカリキュラムについての説明の後、いくつかの内容を実車を用いて体験しました。
  • 写真6
    信号システムを用いた衝突回避訓練
  • 写真7
    先進安全自動車(ASV)技術も体験

プログラムを開催して

受講生からは、交通安全実行委員会について、「道路管理者等、交通当局に対して改善提案ができるJAFの力に感嘆した」との発言がありました。

また、私たち日本人全般の交通マナーについて、交通安全の専門家である海外自動車クラブ職員の目からも極めて素晴しく、日本が交通事故被害を軽減させてきた「秘訣」がそこにあると認識されました。

トレーニング閉会に際し、インドの受講生から、「実りの多いトレーニングだった。今回学んだことは、自国の交通安全プログラムに積極的に取り込んでいきたい。その成果は来年のこの場で報告する」と締めくくりの言葉が贈られ、本プログラムが受講者にとり極めて有意義であったことが窺えるものでした。

国連「交通安全のための行動の10年 2011-2020」は世界規模の交通安全活動ですが、私たち一人ひとりが交通ルールを守りつづけることが、世界の道路利用者の「模範」になると言え、当たり前のことが極めて重要であると再認識しました。

写真8
トレーニングを修了した参加者とJAFスタッフ

参加者:
5カ国6名
 バングラデシュ、スリランカ(2名)、インド、インドネシアおよびシンガポール
(過去の参加実績)
  1. 平成23年度(第2回):カンボジア、インドネシア、マレーシアおよび韓国
  2. 平成22年度(第1回):インドネシア
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