2.Snow & Drive 雪道のドライブ・ワンポイント(チェーンの章)

3. タイヤチェーンの装着
予行演習はぜひ、やっておきたい!

 ここでは最もポピュラーな、金属製はしご型チェーンの装着方法について紹介しましょう。チェーン装着の際は、必ず平坦な場所を選びます。できるだけ路面状態の良い、広い場所が最適です。坂の途中などは危険を伴いますので避けてください。

 装着前に、軍手やゴム手袋は忘れずに。夜間なら防寒具も着て車外に出た方がいいでしょう。

1) まずチェーンには裏・表があることを確認してください。縦と横のチェーンを接続している側、いわゆるチェーンのコマの折り返しがある側が路面に接地するようにします。間違えるとパンクを招くこともあるので注意が必要です。

2) また、チェーンの外側・内側も注意します。はしご型等の場合、多くはタイヤ外側にあたるチェーンのジョイントにはS字フックが、タイヤ内側にあたるチェーンのジョイントには単純なフックが使われています。チェーンの外側にS字フックがくるように注意します。

3) クルマの前後(前輪駆動車なら前、後輪駆動車なら後ろ)に、チェーンをタイヤ幅に合わせて、きれいに伸ばし広げます。 1

4) 広げたチェーンの上にタイヤがまっすぐに乗るように、クルマを移動させます。 1

5) チェーンの両端を内側(タイヤ裏側)、外側(タイヤ表側)の順にフックをかけて止めます。この時、できるだけチェーンを引っ張りながら、全体が均一に張られるようにしましょう。外側のS字フックは、たるみの少ない位置に引っかけます。S字形のプレートをチェーンにかけ、折り返しながら、切り欠きのついたチェーンにかけて、完全にロックしておきます。このチェックは決して怠らないようにしてください。 1

6) チェーンのたるみ防止用の付属のバンドをかけます。たるんだチェーンをビシッと張るような感じで、均一に締めるように張っていくのがコツです。 1

7) 余ったチェーンはそのままにせず、付属のパーツや針金でチェーンに縛っておきます。これを怠ると、タイヤハウスが傷ついてしまうことがあります。以上で完了です。実際に走行するときは、走り出してしばらくしてから、チェーンの張り具合などを再確認しましょう。不具合がないようなら、OKです。 1

 チェーンは、購入したらぜひ予行演習してください。装着練習することで、実際の場面での装着時間は驚くほど短くなります。冷たく寒い雪の中でのチェーン装着はできるだけ手短に済ませたいものです。予行演習しておけばサイズ違いやチェーンの劣化などの不具合も事前にわかるはずです。

ここでは、標準的なチェーン装着を紹介しました。他の方法として、同じはしご型チェーンでも、前輪駆動車ではタイヤをハンドル一杯にきった状態にして、チェーンをタイヤの上にかぶせて装着していく方法があります。また、人によっては、ジャッキアップしてしまった方が早いというドライバーもいるでしょう。要は、予行演習をして、その人にあった装着方法をマスターすることです。


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