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眠りには人間が持っているリズムが深く関係しているようです。
(1) 眠くなる要因
日帰りスキーの帰りや年末年始の帰省などで耐えられない睡魔に襲われた経験をお持ちの方はかなりいらっしゃるかと思います。主な要因をあげてみましょう。
- 睡眠不足
睡眠が足りないのですから眠くなるのは体の自然な反応です。睡眠は量(睡眠時間)とともに質(睡眠の深さ)が重要ですので、うたた寝のような浅い眠りを長時間採っても寝不足になってしまうケースがあります。また夜眠るより昼間に眠る方が眠りが浅くなる傾向があります。
- 単調感、緊張感からの開放感
重要な仕事が終わった帰り道など緊張から開放されてホッとした時やカーブの少ない高速道路を長時間走り続けた時などに睡魔が忍び寄ってくることがあります。
- 快適な車内
最近の車はほとんどと言っていいほどエアコンが装備されていて、真夏の炎天下や真冬の朝でも車内の温度は快適に保たれます。快適な車内はドライブには必須ですがそんな状況が長く続くと眠くなることがあります。
- かぜ薬等を飲んだ
かぜ薬には眠くなる成分が含まれているものがあります。使用上の注意の欄をよく読んでみてください。
- 眠くなる時間帯
人間の脳の覚醒水準(意識がハッキリしている度合)はほぼ1日単位で規則的な波があります。つまり覚醒水準が低い(眠くなりやすい)時間帯と高い(ハッキリしている)時間帯がある程度決まっているということです。覚醒水準が低い時間帯に運転すると睡魔が襲ってくることがあります。覚醒水準のリズムについてはこの後もう少し詳しく探ってみましょう。
以上のような要因が絡み合って睡魔は襲ってくるのです。体調の悪いときはドライブを中止する決断も必要です。
(2) 覚醒水準のリズム
覚醒水準は、およそ25時間を1単位とする生物時計(体内時計)のリズムに依存していると言われています。25時間単位では1日1時間ずつズレてしまいそうですが、同じ時間に起床するなどして規則正しい生活をすることにより、無意識のうちに調整され1日(24時間)単位のリズムが繰り返されます。年齢や性別、個人による差はあるものの、一般的に現れる覚醒水準は6時頃が一番低く、10時ごろに一番高くなり、13〜16時頃にかけて少し低下します。そこから19時頃にかけて再び上昇し翌日の6時頃にかけて徐々に低下していきます。昼食を取ったあとや真夜中に運転していると眠くなることがあるのはこの覚醒水準の低下が大きく関係しており、高速道路における居眠り運転事故発生率も未明と13〜15時頃に高くなっています。ちなみにスペインをはじめとする地中海沿岸地域や東南アジアの一部地域において昼寝の習慣がありますが、これは覚醒水準のリズムにかなった自然な行動ともいえます。
現代の日本において覚醒水準の高い時間だけ運転するということには無理がありますが、ドライブの計画を立てるときには事前に体調を整えることと併せてこのリズムを考慮して、いつ頃眠くなりやすいのか意識しておくことが大切です。
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