8.フェリー・レンタカー利用法 上手に使って楽しいドライブ旅行を…

1. フェリーに乗るには

 愛車とともに船旅というのもいいものです。

イメージアニメ (1) フェリーってどんなもの?

  英語で「Ferry」とは「人を乗せて運ぶ渡船一般」を指すようですが、ここでは人とともに車も運搬する「カーフェリー」について触れていきます。小さな島々を結び通勤の車や通学の自転車を運ぶ渡船から1日以上海上を航行する長距離フェリーまで日本国内にはたくさんのフェリーが航行しています。ドライブ旅行においても自分の車を使って出発地から遠く離れた目的地でドライブしたいときなどに便利です。


(2) 乗船にかかる費用

 客室は特等、1等、2等などの等級があり、さらに和洋室や部屋の大きさなどによって等級を細分化しているフェリーもあります(2等のみの船や等級がないフェリーもあります)。もちろん等級によって運賃に差がついています。フェリーによって大きく異なりますが概ね特等や1等は2?□数名の個室、2等は畳やカーペット敷きの仕切りのないスペースを10?□25名程度で利用します。

 車にかかる運賃は車検証に記されている車長をもとに決められます(車とトラックで運賃に差がある場合もあります)。車長や車高に制限があるフェリーもありますのでスキーキャリアなどの装備品がついている車は事前に確認してください。車の運賃にはドライバー1人分の2等運賃が含まれていますので、例えば車両1台・3人で2等客室を利用する場合、車両の運賃とドライバーを除いた2人分の2等運賃を用意すればよいわけです。

 各種割引制度もあり原則として12歳以下小児や身体障害者の方は大人運賃の半額となります。その他にもJAFの会員のためのJAF会員割引、学生を対象にした学生割引、一定の期間内に往復同じ航路を利用すると復路が割引になる往復割引、15名以上の団体に適用される団体割引などもあり一定の割引が受けられます。これ以外にも各フェリー会社独自で割引を用意している場合がありますので、利用する前に問い合わせてみましょう。なお各種割引をうける際に証明書(例えばJAF会員であればJAF会員証、学生であれば学校の発行した在学証明書など)の提出や提示が必要となります。

※JAF会員割引が適用になる条件や航路はこちらのJAF会員のページをご覧ください。


(3)予約・乗船・下船

 フェリーの一般的な利用方法についてご案内しましょう(手続きは各フェリー会社によって異なる場合がありますのでご利用の際は必ず各フェリー会社にご確認ください)。

  • 予約  
      フェリーはもちろん定員が決まっている乗り物ですから基本的に事前に予約が必要です(航行距離が短く、1日の運行本数の多いフェリーなどは予約なしで先着順乗船の場合もあります)。予約は各フェリー会社の営業所、予約センター、インターネットホームページなどで受け付けており、一部フェリー会社については旅行会社等でも予約が可能です。予約は通常、乗船日の2?□3ヶ月前から受け付けていますが、新婚旅行で利用する場合や15名以上の団体で利用する場合などは半年?□1年くらい前から受け付けてくれるフェリー会社もあります。また旧盆や年末年始など混雑が予想される時期は予約の開始時期や方法等が変更されることもありますので、早めに確認し早めに予約をするようにしましょう。また予約の際には乗船日、乗船便、人数、利用等級、車の有無、車がある場合は車種や車検証に書いてある車の長さなどを伝えます。JAF会員割引が適用になる航路を利用する場合、JAF会員の方はこの時にJAF会員である旨を申し出てください。予約が完了すると、予約番号を発行してくれます。この番号は港で乗船券を購入する際に必要となりますので忘れないようにメモしておきましょう(旅行会社で予約した場合はクーポン券を発行してくれますのでそれを持って港へ向かいます)。

  • 乗船当日港へ向かう  
      乗船当日、出港時間を確認した上で港に向かいます。フェリー会社や季節によって異なりますが、出港時刻の60?□90分前くらいまでには港に到着し乗船の手続きを済ませてください。乗船の手続きが遅れると予約をしていても乗船できない場合があります。
     港に着いたら(車を乗船させる場合は指定された場所に駐車させなければならない場合がありますので港の表示や指示に従ってください)窓口へ行き、乗船申込書(フェリー会社によって名称が異なる場合がありますが、乗船券を買うための申込書のようなものです)に必要事項を記入し、乗船券を購入します。車も乗船させる場合は車検証の提示が必要となります。JAF会員割引が適用になる航路を利用する場合、JAF会員の方は乗船名簿や車検証とともに必ずJAF会員証を提示してください。
    「車輛旅客航送申込書」のイメージ
    このような用紙に必要事項を記入して乗船券を購入します。
    旅行会社等でクーポン券を購入した場合も乗船名簿に必要事項を記入して窓口で乗船券と交換します。その後、案内放送が聞こえる待合所などで乗船の指示があるまで待ち、乗船の案内があったら指示に従って乗船します。車は通常ドライバー本人が運転をして船に載せます(ドライバー以外の同乗者については車に一緒に乗って船内に入る場合と車はドライバーのみが乗って同乗者は別の入口から歩いて船内に入る場合がありますので案内に従って乗船してください)。船内に車を載せる時は慌てずに確実に操作しましょう。なお大型のフェリーなどの場合、基本的に乗船後車両のあるデッキには入れませんので船内で必要と思われる荷物や貴重品は必ず持って客室へ向かってください。
     ちなみに航路がごく短い渡船などは出港の数分前までに乗り場に行き、乗船手続きなしで乗船窓口や乗り込んだ船内でお金を支払う場合もあります。

  • 乗船から下船まで
      乗船したら自分が購入した等級の客室に入ります。特等などの個室を使用する場合は案内所等でキーを受け取ったのち部屋に向かいます。大きな長距離フェリーにはお風呂やレストランがあります。ドライブに備えてゆっくりくつろぎましょう。
     なお乗船後に上の等級に変更したい場合などは案内所に申し出てください。空きがある場合は差額を支払って変更ができるはずです。
     下船も案内がありますので、その案内に従って慌てずに下船してください。下船後は原則として特に手続きはありませんので全員乗車したら目的地に向かって出発します。  

2. レンタカーを使うには
 目的地までは飛行機や新幹線を使い、目的のエリアでドライブを楽しみたいなんて人にはレンタカーが便利です。

(1)レンタカー利用の流れ


 基本的な流れとしては事前に予約をして利用する日に営業所に行き、借りる手続きと料金の支払いをします。車を使用したあとは前もって指定した営業所に車を返し、追加料金等が発生していれば精算をして返却完了です。


(2)料金体系・費用など
  • 車種
     乗用車、ワゴン、バン、RV車、マイクロバス、トラックなどに分類され、それぞれに排気量や乗車人数などで料金がさらに細分化されています。細分化された料金帯1つ1つを一般的にクラスと呼んでいます(例:○○という車は「乗用車」の「A?n鰍P」クラス、××という車は「ワゴン」の「B?n鰍Q」クラスなどと分類しています)。分類は各レンタカー会社によって若干異なり、クラスの名称も統一されたものではありません。予約時はこのクラスを指定してもよいですし、排気量や実際の車名で指定しても構いません。

  • 利用時間
     利用時間によって各クラスの料金が設定されています。時間は一般的に「6時間まで」「12時間まで」「24時間まで」「24時間以降1日ごと」「超過1時間ごと」などに区分されます。予約時は利用開始日時と返却日時を伝えれば、料金を計算・提示してくれます。

  • 乗り捨て(ワンウェイ)料金
     出発営業所と返却営業所が違う場合に必要となります。出発営業所と返却営業所の距離により料金が設定されていますが、50km未満あるいは同都府県(北海道は指定エリア)内であれば無料といったように一定の条件を満たせば無料の場合がありますので予約時に確認しましょう。ちなみに「乗り捨て」と呼ばれているからといって路上に放置しても返却したことにはなりません。

  • その他の料金設定
     北海道や沖縄、離島、夏場のハイシーズン、キャンペーン期間中などの料金は一般に設定されている料金から割高(割安)になる場合があります。JAF会員の方はJAF会員割引が適用されるレンタカー会社を利用する場合は一定の割引が適用されます。またチェーンやチャイルドシートなどの装備品類も別途料金が必要です。詳細は各レンタカー会社で確認してください。
    ※JAF会員割引が適用になる条件やレンタカー会社はこちらのJAF会員のページをご覧ください。

  • 免責保証制度に対する料金
     レンタカーを借りる際にはレンタカー会社が定めた補償額の自動車任意保険には自動的に加入しているのですが、それには通常、免責額が設定されています。例えば車をぶつけて壁を壊し、その壁の修理に20万円かかるとします。免責額が5万円に設定されている場合、15万円は自動加入している自動車任意保険から補償されますが、5万円については支払わなければなりません。その5万円の支払いを免除(免責補償)してもらうために事前に1000円程度支払っておくという制度が用意されています。これは任意ですので、免責額があっても構わないという方は事前に支払う必要はありません。

  • ノンオペレーションチャージ(NOC)
     これは事故を起こした際に必要となる費用です。事故などで借りている車が壊れてしまった場合、その車を修理する間の休業補償として破損の程度に応じて、最高5万円程度の支払いを求められます。前項の免責補償制度の料金を支払っていてもこれは支払い免除にはなりません。


※事故が起きたときにトラブルにならないよう免責補償制度とNOCについてわからない場合は借りる前にしっかりと各レンタカー会社に確認しておきましょう。


(3) レンタカーを借りる手続き
 レンタカーの一般的な利用方法について(1)で記した流れに沿ってご案内しましょう。(手続きの詳細は各レンタカー会社によって異なる場合がありますのでご利用の際は必ず各レンタカー会社にご確認ください)

  • 予約  
    利用当日に空きがなくて借りられなかったなどということがないように予約をしておきましょう。各レンタカー会社の営業所、予約センター、インターネットホームページなどで予約を受け付けています。予約の際には氏名や連絡先とともに利用開始日時と返却日時、出発営業所と返却営業所、希望車種(クラスもしくは車種等で指定します。またオートマチック車のみ運転可能な場合は念のためその旨伝えておきましょう)さらにJAF会員の方がJAF会員割引が適用になるレンタカー会社を利用する際にはJAFの会員番号などを伝えます。また、チェーンやチャイルドシート、カーナビなどが必要であれば事前に申し込みが必要となります。(特にチャイルドシート装着義務があるお子さんを乗せる場合、ご自分でチャイルドシートを用意しないのであれば忘れずに申し込んでおきましょう)。

  • 借りる手続き  
    利用当日、出発営業所に行き、車を借りる手続きと料金の支払いをします。運転免許証、お金もしくはクレジットカード、JAF会員の方はJAF会員証などを持って出発営業所に向かいます。手続きは10?□15分程度かかりますので出発予定時刻よりすこし前に着くようにしましょう。空港などの近くで借りる場合は空港内にレンタカー会社の案内所がありますのでそこに立ち寄ります(空港から営業所まで離れている場合は送迎してくれる場合が多いようです)。営業所に着いたら受付カウンターに行き予約している旨を係りの方に伝えます。予約内容を確認の上、貸渡の契約書に必要事項を記入し、利用中の留意事項などの説明を受けます。所定の料金を支払い、車体に既にあるキズなどを確認し出発となります。あわてる必要はないので、貸渡契約で不明なことや車内の装置類の操作等についてわからないことがあれば遠慮せずに出発前に聞いておきましょう。


(4)レンタカー使用中の諸注意
 レンタカー使用中に発生する駐車料金や燃料代などはもちろん借りた人が負担します。万が一事故が発生した場合は、通常自分の車を運転している時と同様にけが人の保護と警察への連絡を行い、出発営業所に連絡をして指示に従ってください。また返却が遅れそうなときや予定していた営業所まで行けないような場合はできる限り早く返却営業所などに連絡しましょう。

(5) レンタカーを返す手続き  
 レンタカーを使用後、事前に指定した返却営業所に車を返します。借りるときに燃料が満タンになっていますので、返却営業所近くのガソリンスタンドで満タンにしてから返します。満タンにしないまま返却した場合は各レンタカー会社が定める料金を支払うことになります。営業所に着いたら車体のキズの確認や超過料金等の精算をして返却の完了となります。あわてて返却することはないのでトランクやドアのポケットなどに忘れ物をしないように確認してから返しましょう。


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