エコドライブの基本(誰でもできるエコ運転術)

運転姿勢

エコドライブに取り組む前に、正しい運転姿勢がとれているかどうか確認しましょう。かかとの位置が後ろ過ぎると、つま先だけでアクセルペダルを踏むようになります。この姿勢では、微妙なアクセルワークができず、エコドライブに適しません。

チェック!
  • 座席に深く腰掛けて、背もたれと座面に密着するようにします。
  • アクセルペダルとかかとの位置が離れすぎないように、シート位置を調節します。
  • 踏み込みは、かかとを支点にして足全体でアクセルペダルを押します。この時、ブレーキペダルとの踏み替えやすさも意識しましょう。
  • ペダルを深く踏み込んだ時に、靴のシワがたくさんできるのは、つま先だけで操作している証拠。

燃費とは

燃費とは、同じ量の燃料で、その車が走行できる距離を示す数値です。

10km/L=1リットルの燃料で10km走行できること

同じ燃料で、できるだけ長い距離を走行することが、CO₂の排出も少なく、環境にやさしいエコドライブといえます。
燃費の比較をする際には、「瞬間燃費」と「平均燃費」を使います。

瞬間燃費:0.3秒ごとの燃料消費率を表わしたもの。
平均燃費:ある区間を走行した時の燃費。全行程の瞬間燃費を平均したもの。

映像で見てみよう

※ガソリン車の場合

EVの場合

EVはガソリンを使わず電気を消費するため、「燃費」ではなく「電費」と言います。燃費と同じように、同じ量の電気エネルギーで、その車が走行できる距離を示す数値です。

例:10km/kWhとは…
  1kWh(キロワットアワー)の電気エネルギーで10km走行できること

※1kWhは一般的な家庭用ドライヤーを約1時間使用したときと同じくらいの電力量

少ない電気エネルギーで、できるだけ長い距離を走行することが、電費のいいエコドライブということです。
なお、国内で販売されているEVの電費はおおよそ5km/kWh~8km/kWh程です。

国産EVが一回のフル充電で走ることのできる距離は、約200km~600km程と車種によって大きく差があります。航続可能距離が長いバッテリーは大きくなる傾向があるので、車体の大きさや重量にも影響します。充電する頻度や乗りやすさなど、生活スタイルに合わせた車を選択することが必要です。