乳児・幼児兼用タイプ（はじめてのチャイルドシート クイックガイド）
【対象】体重：18kgくらいまで 年齢：新生児～4歳くらいまで
※ここでは、多くのチャイルドシートに共通の取り付けポイントを、タイプごとに紹介しています。製品ごとの取り付け方は、製品付属の取扱説明書をご覧になるか、JAFの主催するチャイルドシート取り付け点検（無料）にお越しいただくか、最寄りの支部にお問い合わせください。
①しっかり取り付けましょう
赤ちゃんを乗せる前に、チャイルドシートを車のシートベルトで、しっかりと固定します。このタイプでは、後ろ向きと前向きとで、シートベルトの通し位置が異なることが多いので、気をつけましょう。
座面を回転させることで、後ろ向き（乳児用）と前向き（幼児用）に使い分けるタイプもあります。この回転タイプでは、取り付け方のポイントは、幼児用チャイルドシートに準じて取り付け、最後に座面を回転させて使う場合がほとんどです。このタイプには、新生児の間はベッドタイプにして赤ちゃんを乗せるタイプもあります。
チェック1 45度
赤ちゃんの背もたれ角度は45度に。この角度が、赤ちゃんを事故の衝撃から守り、居住性も保たれます。安全と快適を両立する黄金角度が、45度なのです。
チェック2 腰ベルト
腰ベルトとは、車のシートベルトの腰にかかる部分のこと。チャイルドシートの取り付けでは、この腰ベルトがたるまないよう、写真のようにしっかりと締め付けることが大切です。
②赤ちゃんを乗せましょう
チェック1 ハーネス密着
赤ちゃんを乗せて、バックルをセットしたら、調節用ベルトを引っ張って、子供用ベルトのハーネスの長さを調節し、赤ちゃんの身体にぴったりとフィットさせてあげましょう。
チェック2 肩の高さ
赤ちゃんの肩とハーネスに隙間ができないように、後ろ向きのチャイルドシートでは、赤ちゃんが上方向に動かないように。肩をぐるりと回りこむようにハーネスの高さ調節をしましょう。
③いつも気にかけてあげましょう
チャイルドシートの扱いに慣れてきても、赤ちゃんの成長は早いもの。赤ちゃんを乗せるときには、いつも次のことを気にかけてあげましょう。
ハーネスの高さは適切ですか？
成長してきたら、ハーネススロット（通し穴）の高さを一段上げてあげましょう。ついでに、シートカバーの洗濯をしてあげるといいですね。
赤ちゃんの体重は10kg未満ですか？
赤チャイルドシートを後ろ向きに使うのは、赤ちゃんの体重が10kgくらいになるまで。大きくなったら、チャイルドシートを前向きに取り付けなおしてあげましょう。
COLUMN 車のどの座席に取り付ける？
運転するママにとっては、目の届く助手席にチャイルドシートを取り付けたくなるもの。でも、万が一の事故の際に助手席のエアバッグが開くと、チャイルドシートや子どもを押しつぶしたり、エアバッグが開いた勢いで子どもを傷つけてしまうことも。乳児用のチャイルドシートは後ろの座席に取り付けましょう。
後ろの座席でも、より安全な乗せ降ろしを考えて歩道側（左側）がベストです。また、後ろの座席の中央は車両のシート形状やシートベルト構造により正しく取り付けられない場合がありますので注意が必要です。
※詳しくは取扱説明書を確認してください。
