チャイルドシート取り付け状況の調査方法の詳細と判定基準(2017年調査結果)

2017年 チャイルドシート取り付け状況調査 警察庁・JAF合同調査

調査方法の詳細と判定基準

調査内容 使用中のチャイルドシートが、正しく安全に取り付けられているかを調査。
調査月日 2017年4月20日(木)~4月30日(日)
調査場所 全国8地域(北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県)
調査方法 取扱説明書に準拠した取り付け状況の確認
調査対象 自動車に取り付けられたチャイルドシート(乳児用・幼児用に限る)
調査箇所数 合計16箇所
調査対象 423シート
  • 本調査では、幼児用シート・乳児用シート・学童用シートを総称して「チャイルドシート」という。

チャイルドシート取り付け状況

対象とするチャイルドシートは、乳児用および幼児用として使用しているものであって、車両と装置(製品)を座席ベルト又はその他の方法(ISO-FIXなど)で使用者が取り付けたものとする。

ただし、本調査では腰ベルトの張力を要しない乳児専用シートおよび装置と子どもを一体化して座席ベルトで拘束するベルト固定式タイプは対象外としている。

◇取り付け状況調査におけるチェック例
--腰ベルトの張力測定--

写真[幼児用シートのチェック方法]

写真[幼児用シートのチェック方法]

専用の張力計を使い腰ベルト部分の張力を測定。
50ニュートン未満の場合は、締付け不足と判定。
※判定基準は「チャイルドシートアセスメント前面衝突試験」時の取り付け判定基準に準拠する。

◇取り付け状況調査におけるチェック項目
--ミスユース--

(1)腰ベルトの締付け不足(張力50N未満)
(2)座席ベルトの通し方(通し位置の間違い)
(3)座席ベルトの長さ不足(車両との不適合)
(4)座席ベルト(バックル側)の不適合(車両との不適合)
(5)固定金具などの不備・誤使用
(6)サポートレッグの調節不良
(7)車両座面形状との不適合
(8)ISO-FIXロアアンカーの接続不良
(9)ISO-FIXサポートレッグの調節不良
(10)トップテザーの調節不良
(11)車両シートに置いただけ
(12)その他