後席シートベルトに関するアンケート調査(2016年2月)

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JAFと警察庁が合同で行っている「シートベルト着用状況全国調査」データから、後部座席(以下、後席)シートベルト着用率(全国)は、一般道路が約3割、高速道路が約7割となっています。後席でシートベルトの着用が義務化された2008年には、一般道路で8.8%(2007年)から30.8%、高速道路で13.5%(2007年)から62.5%に大幅に着用率が増加しました。しかしながら、一般道路においては、その後、頭打ち状態となっており毎年30%台の着用状況にあります(高速道路においては、70%台に留まっています)。
そこで、後席でシートベルトを着用しない理由を調査し、今後の後席シートベルト着用率向上につなげたいと考えています。

1. 調査概要
調査期間:2016年2月13日〜18日
調査対象:全国の18歳以上のユーザー
調査方式:インターネットによるオンラインアンケート
有効回答者数:3,000名
2. 調査結果
  1. 後席でのシートベルト着用理由については、「着用義務があるから」が67.4%、「着用しないと危険を感じる」が60.4%、いずれも6割を超えている。また「着用が習慣化している」が32.0%となった。
  2. 後席でのシートベルトを着用しない理由として「シートベルトが使いにくい」という回答が、29.8%と最も高く、使いにくさが着用を妨げていることが伺える。また、次に「高速道路を走行する時だけ着用しているから」が27.6%と続き、罰則の有無が着用に影響を及ぼしているものと推測する。
    一方、「何も考えていないから」(22.2%)という回答が続くが、一方、「後席は危険であると感じない」(8.9%)「交通事故は稀にしか起こらない」(1.5%)の割合が低いことから、意図的に着用していないわけではないと思われ、着用に向けたきっかけづくりが求められている。
  3. 後席シートベルトを使いにくい理由としては「バックルの形が悪く、装着しにくい」が45.7%、「隣席でのバックルと間違えやすい」が31.9%と、バックルに対する不満が高い様子が伺える結果となった。
    また、「シートベルトを着用すると締め付け感覚が強く窮屈に感じる」(44.2%)の割合も高く利用時の窮屈さに対する不満も高く、そもそも「装着が面倒」という方も38.6%いた。
    一方、「シートの幅が狭い」(21.4%)「後席に座るとバックルがお尻に隠れる」(19.9%)は上記に比較し割合は低くなっているが、課題がある。
  4. 後席シートベルト着用率向上方策については、「違反罰則の強化」の割合が50.9%と最も高く、「シートベルト装着時の快適さ向上」(49.2%)が次に続く。次いでは、「非装着時の警報装置の純正化」が28.1%であった。
    その他、「運転者等の同乗者による指導」などの声かけによる何らかのきっかけを作ることで着用率が高まる可能性がある。
  5. 罰則強化された際のシートベルト着用意向では、「必ず着用すると思う」(52.9%)、「現在よりも着用すると思う」(38.5%)、合計約9割が改善に資するとして回答している。
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