目の前がフロントガラスの前席より、柔らかそうなシートバックの後部座席(後席)のほうが、安全そうに感じるかもしれません。だからといって、シートベルトをしなくていいわけではありません。むしろ、後席でシートベルトをしないと、3つの危険性が車内に忍び込むことになります。
JAFと警察庁が毎年実施している「シートベルト着用状況全国調査」の推移。後部座席での着用義務化で、着用率は劇的に改善しましたが、それでも十分ではありません。危険性が認識されたとはとても言えない状況です。
車が時速40kmで走行しているとき、車内の乗員も時速40kmで移動しています。そのとき、車が衝突すると、車の速度は一瞬でゼロになりますが、車内の乗員がシートベルトをしていなければ、ほぼ同じ速度(時速40km)で前方に進み続けてしまいます。
つまり、その速度のままダッシュボードや天井に叩きつけられてしまうのです。