後部座席シートベルト

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後部座席シートベルト 車外放出の危険性

シートベルト非着用の場合

シートベルト非着用の場合

シートベルトをしていないことで、衝突時に、車外に投げ出される危険性もあります。
写真は、車同士の衝突実験をしたときの、車内の様子です。後席左側(青いシャツ)がシートベルト着用のダミー。後席右側(赤いシャツ)がシートベルト非着用のダミーです。
衝突後、赤いシャツのダミーはシートベルトをしていないため、身体を支えることができず、前方に移動し始めました。そして、車両自体が右回りに回転を始めたため、前席背もたれとBピラー(※)の間に突っ込みました。
その後、衝突の勢いで車両が横揺れし、後席乗員も左右に振られると、シートベルト非着用のダミーは窓から半身を外にはみ出してしまいました。

※Bピラー=前から2本目の柱

実験映像を見る

シートベルト非着用の場合

下の写真は、車が衝突したときに、車内がどうなっているかを時系列で追ったものです。

 

車の衝突状態

車の衝突状態

そのときの車内の様子

車内の様子

●衝突した瞬間。シートベルト非着用のダミー(赤色シャツ)には変化がありません。

 
 
車の衝突状態
車内の様子

●シートベルト非着用のダミー(赤色シャツ)は、前方に投げ出されました。車が回転しているため、正面のシートバックではなく、Bピラーと前席の間に、顔面が挟み込まれるようになっています。

 
 
車の衝突状態
車内の様子

●衝突した衝撃で車が左右に揺れると、シートベルト非着用のダミー(赤色シャツ)も、左右に身体が揺さぶられます。

 
 
車の衝突状態
車内の様子

●上空から見ると、ダミーの頭部が窓からはみ出しています。
この実験映像から、「シートベルトをしていない乗員は、車外に放出される可能性が示唆されています」〔(財)日本自動車研究所 伊藤久雄技師(当時)、JAF Mate2007年7月号より〕と指摘しています。

 

衝突実験の状況

走行中のセダンの側面に、ミニバンを衝突させ、後部座席に座らせたダミーの挙動を確かめた。

衝突実験の状況  

後席では、車外放出はこんなに増える

車外放出での死者とシートベルトの状態

平成21年警察庁交通事故統計より

車外放出を避けるために、シートベルトの着用が欠かせないことは、データからも読み取れます。

グラフは、平成21年の交通事故で、座席ごとに、どのくらい車外放出による死者が発生しているか、また、そのときのシートベルトの着用状態はどうだったかを集計したものです。
これを見ると、車外放出による死者は、後部座席での発生率が最も高くなっていることが分かります。
また、どの座席でも、車外放出された人の8割以上がシートベルトを着用していませんが、後席にいたっては、9割以上にも達しています。

こうして見ると、車外放出による死者の発生率と、シートベルトの着用率には一定の相関があると言えます。

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