エコ&セーフティ

ユーザーテスト

JAFユーザーテスト

車内温度/春

車内温度-危険性が高いのは春先から初夏にかけて

実施日:2007年4月26日、場所:彩湖・道満グリーンパーク駐車場(埼玉県戸田市)

  自動車の車内における子どもの「熱中症」事故は、真夏の炎天下よりも春先から初夏にかけて発生する傾向があります。その原因は、比較的さわやかな時季には 「車内が高温になることはないだろう」という保護者の過信や誤解のためとされています。
  今回のテストでは、同型車を数台設置し、車内で高温になる場所の「ダッシュボード」「フロントガラス」「車内空間」、さらに「車内に置き去りにされた子ど もダミー」や「チャイルドシート」などに温度センサーを取り付けて日の出から日没まで、車内温度を計測。その他にメガネやガスライター、CD、缶入り炭酸 飲料水、お菓子など、高温による形状変化を見るために設置しました。

写真:JAF車内温度テスト 全景 写真:車内の様子
車内温度グラフ

各部測定箇所別/ピーク時の温度と時間

(1)ダッシュボード付近  ・・・・・・・・   70.8 ℃(時間:11時50分頃)
(2)車内温度(運転席の顔付近) ・・・・・・・・  48.7℃(時間:14時10分頃)
(3)測定日の外気温 ・・・・・・・・  23.3 ℃(時間:13時40分頃)
(4)フロントガラス付近 ・・・・・・・・  57.7℃(時間:11時50分頃)

この日は最高気温が23℃と比較的過ごし易い1日でした。しかし、車内温度は50℃近くまで上昇し、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂しました。

このような状態の車内に子どもを放置するということは大変危険です。少しの時間でも「脱水症状や熱中症」を招く恐れがあるのです。

写真:変形、破裂した缶入り炭酸飲料
変形、破裂した缶入り炭酸飲料

医学的に見た子ども(乳児)の熱中症

赤ちゃんは、一見スヤスヤと気持ちよく寝ているように見えても、実は体内では大人が小走りをしている時と同じくらいの代謝をしていることになります。これは大人に言いかえれば、50℃近いバスの中を走り回っていることに相当します。春先の爽やかな季節のもと、車内でスヤスヤと寝ている幼児が10分程度の短時間のうちに重症疾患になったり、死に至る可能性もあることを認識すべきなのです。(子供の安全ネットワークジャパン、医療法人誠仁会伊藤病院 伊藤将史院長)

クルマの車内に子どもを残さないで!

車内に子どもを残すことは「危険」です。また、防犯上も好ましくありません。少しの時間だからといって、車内で子どもを1人にしないようにしましょう。また、子どものいたずらなどで危険を伴うと考えられる物品(ライター、カッター、工具など)や荷物は、車内に置きっぱなしにしないようにしましょう。
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