1:全体を見つつ、視点は自分が進む方向へ(BIKEワンポイントMOVIE)

安全にスムーズにバイクを乗りこなす上で最も大事なことのひとつが目線です。バイクは目線を向けた方向に進む乗り物です。速度が高くなるほど、遠くの先まで見通して情報収集することが求められます。目安としては、だいたい3秒先を見るといいでしょう。コーナーでは自分が進む方向へ顔ごと向けていき、目線が遅れないようにします。具体的な目線の送り方としてはまず「全体から個へ」が基本。

CHECK POINT
「中心視と周辺視」を使い分ける
「中心視と周辺視」を使い分ける

人間の視野は左右方向に約180度あると言われています。ただし、モノの形や色がはっきりと認識できる「中心視」は3度~5度と僅かな範囲に限られます。それ以外の大部分を占める「周辺視」はぼんやりとしか見えないのですが、動くものや光るものを敏感に感じ取ることができます。両方を使い分けて、一点に集中せず広い視界で情報収集することが安全運転につながります。

ケニー佐川講師:プロフィール

1963年東京都出身。早稲田大学教育学部卒。モーターサイクルジャーナリストとして2輪専門誌やWebマガジンで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長の他、各種スクール、メーカー系イベントで講師を務める。公道で役立つ実践的なセーフティライディングからモータースポーツとしてのサーキットライディングまで、バイクを安全かつスマートに走らせるためのテクニックやノウハウに精通。MFJ公認インストラクター。日本交通心理学会員。


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