水面を漂流する氷が流氷です。この流氷が海岸に流れ着き、折り重なって丘状になった様子を氷丘(ひょうきゅう)と呼びます。日本ではオホーツク海沿岸で、大規模な流氷を見ることができます。
オホーツク海で見ることができる流氷のふるさとは、ロシアのアムール川河口やサハリン北東部だとされています。塩分濃度が薄い海水が40〜50mほど表面に層を作り、これが氷結し、流氷となります。これが季節風によって流され、日本のオホーツク海沿岸へ流れ着きます。
流氷には植物性プランクトンが付いています。この植物性プランクトンを餌にしている、動物性プランクトンの「クリオネ」などが流氷の海には多く育ちます。さらにこのプランクトンを餌にした魚介類も多く集まります。流氷は漁に出ることができないなどのマイナス要素もある反面、豊かな海を作り出す元にもなっています。
場所 | オホーツク海沿岸の全域で見ることができます。流氷観光向け施設はとくに紋別市に多くあります。流氷を海上から楽しめる紋別市のガリンコ号が、流氷観光の中でもとくに人気です。 |
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時期・時間 | 1月下旬〜3月末に起こります。ただし年によって着岸する流氷の量に差があり、着岸が遅い年や、離岸が早い年があります。 |
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