JAFニュース

水没車両のドアは開くのか?何を使えば窓が割れるのか?
水没車両の危険性と脱出方法を検証した動画を公開

本部広報2014-20
平成26年7月11日

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 小栗七生)は近年、各地で集中豪雨が頻繁に発生し、冠水によって車両が立ち往生したり、ドアが開かず車内に閉じ込められる被害が発生していることから、「車両水没」をテーマとするテストを行い、その危険性と脱出方法を検証した動画をホームページに公開しました。

このテストは、アンダーパスの冠水路に進入し車が停止してしまったことを想定し、後輪が浮いている状態と完全に水没した状態で、セダンの運転席ドアとミニバンの後席スライドドアが開くかどうかを、水深を変えながら検証しました(テスト1)。さらに、車内にありそうなもの5点と脱出用ハンマー3点で窓を割ることが可能かどうかをテストし、ドアも窓も開かない場合の脱出方法として適切な道具についても検証しました(テスト2)。

テスト1結果 ※車種や水没状況によって結果が異なる場合があります。

○すぐに開けられた

△なんとか開けられた
(数字は開けるの
にかかった秒数)

×開けられなかった

車両車の状態水深
30cm60cm90cm120cm
セダン
(前席ドア)
後輪が浮いている-×××
完全に水没△24
ミニバン
(スライドドア)
後輪が浮いている--××
完全に水没△55△58△40

後輪が浮いている状態では、車外の水位が高いためドアに外から強い水圧がかかり開けられませんでした。完全に水没している状態では、車内外の水位差が小さくなり、水の抵抗で重たいものの、どちらのドアも開けることができました。

テスト2結果

○割れた

×割れなかった

1.ヘッドレスト×5.車のキー×
2.小銭を入れたビニール袋×6.脱出用ハンマー(ポンチタイプ)
3.スマートフォン×7.脱出用ハンマー(金槌タイプ)
4.ビニール傘(先はプラスチック製) ×8.脱出用ハンマー(小型ポンチタイプ)

窓を割ることができたのは、脱出用ハンマーだけでした。なお、フロントガラスはフィルムが入っているため、脱出用ハンマーでも割ることはできませんでした。 

JAFでは、大雨の中、冠水路で車が止まってしまった場合、水かさが急激に増えて水没車両から脱出することが困難になることもあるので、安易に冠水路に入らないように呼びかけています。また、万が一、車両が水没した場合、ドアや窓が開かない状況に備えて脱出用ハンマーを車内の手の届くところに常備しておくことが大切です。

動画「水没車両の危険性」「水没車両からの脱出」


ミニバンでのテストの様子

テスト2で使用した道具

脱出用ハンマー(ポンチタイプ)使用

テストで使用した脱出用ハンマー

参考動画「冠水路走行テスト」

テストで使用した脱出用ハンマーの購入はこちらから

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