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豪雪で立ち往生、車内で仮眠中など、車が雪で埋まった場合はマフラー周りの除雪を!一酸化炭素(CO)中毒の危険性と対策を検証

本部広報2015-49
2016年1月19日

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 小栗七生)は、車内に排ガスが入る理由で多い、マフラーの周辺が雪で埋もれる状況を再現し、「車内での一酸化炭素(CO)中毒」対策の有効性を検証しました。

大雪の際に路上で立ち往生することとなったり、天候の回復を待ってスキー場で仮眠したりする際、エンジンをかけたまま車の中で過ごすことがありますが、その際に注意したいのが「車内での一酸化炭素(CO)中毒」です。積雪や吹き溜まりにより、車両が覆われ、マフラーを塞いでしまうことにより排ガスが車内に入り、死亡事故に至るケースもあります。COは無色無臭のため、気付かないうちに中毒となる危険があります。


!対策をしないと、CO濃度は短時間で危険レベル
車内のCO濃度の変化
車内のCO濃度の変化

■テスト①

【概要】
  • 同じ車両を2台用意し、ボンネットの上まで雪を被せた状態にする。
  • 1台は「対策なし」、もう1台は「マフラー周辺を除雪」した。
  • 空調はどちらも外気導入。温度、風量も統一。
  • エンジンをかけた状態で開始、車内に設置したガス検知器でCO濃度を計測。
  • 計測後、次に「運転席の窓を5cm開ける」対策を検証。
【結果】
  • 「対策無し」では、16分後に400ppm(偏頭痛発生程度)に上昇、その後急上昇し、22分後に測定上限値1000ppmとなる。
  • 「マフラー周辺を除雪」した車は、ほとんどCOが検知されず。
  • 「窓を5cmほど開ける」場合では、しばらく低レベルで増減を繰り返した後、40分を超えると800ppm(めまい、吐き気、失神の危険程度)まで上昇した。

■テスト②

【概要】
  • マフラー近くに発煙筒を置き、煙の動きにより排ガスの流れ方を確認。
【結果】
  • 発煙筒の煙による排ガスの流れは、マフラーが塞がれたことにより車体の下に溜まり、車体下の隙間から車内に吸い込まれることが分かった。

!床下に溜まった排ガスが車内に
車内のCO濃度の変化
車内のCO濃度の変化

!エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!

CO中毒を避けるには、マフラー周辺の除雪が有効であることが分かりました。防寒着などの用意がなく、暖房を使うためにエンジンをかけざるを得ない場合には、頻繁にマフラー周辺を除雪するようにしましょう。

また、マフラー以外の排気管などに亀裂があった場合、そこから排ガスが漏れる危険性もあります。積雪の多いエリアへ出かけるときは、除雪用のスコップ、防寒着、毛布などを用意し、車内にとどまる際には、できるだけエンジンを切るようにしましょう。

◆テスト動画:JAFユーザーテスト「車が雪で埋まった場合、CO中毒に注意!


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