CO2などの温室効果ガスの排出削減に向けては、平成9年の「京都議定書」により、先進国間の削減目標が設定されています。このためJAFも、環境省主導の国民運動「チーム・マイナス6%」に参画し、さまざまな取り組みを行っています。
たとえば、CO2の排出を抑えるため、エコドライブの実践を呼びかける活動を推進。そこでは、
エコドライブ
の定着を目指し、「知る」「実践する」「継続する」という3つの目標ポイントを掲げて、ユーザーに活動への参加を促しています。
まず「知る」段階では、従来のエコドライブの紹介ページに加え、新たに動画を見ながらその運転方法を学ぶホームページを開設しました。発進から停止するまでの運転操作の解説とともに、通常の運転とエコドライブを実践したときのアクセル操作や、燃費の推移が動画で見られるので、居ながらにしてエコドライブを知ることができます。また、エコドライブ講習ツールキットを使って、企業などに独自の講習会の開催を呼びかけています。
次の「実践する」段階では、インストラクターのマンツーマン指導によって、運転しながら学べるエコトレーニングを、18年度は13回開催、無理なく実践的なエコドライブ方法を学ぶ機会を提供しています。
さらに、「継続する」段階では、(財)省エネルギーセンター等と協力し、ホームページの燃費管理サイト「
ReCoo
」(レクー)を運営。ユーザーには、これを家計簿がわりに利用してもらい、燃費の推移を記録することで、日頃から燃費とエコを意識する姿勢を身につけてもらうことにしています。 なお、9年から取り組んでいる「エコドライブ宣言活動」では19年3月末、宣言者が100万名に達し、これを機にこの企画を終了。新たに19年5月からはエコドライブを応援する「エコドライブ中」キャンペーンを展開していきます。
タレントの見栄晴さんが18年12月、神奈川県横浜市のよこはま動物園ズーラシア駐車場で行われた「エコトレーニング神奈川」(JAF主催)に飛び入り参加しました。
受講者は、普段の運転方法でコースを走行して燃費を計測した後、エコトレーニングのための座学とインストラクターの指導による実技講習を受けました。
こうして、エコドライブのコツをマスターしたあと、燃費計を取り付けた車に乗って、改めて同じコースを走行し燃費を計測しました。
その結果、参加者の燃費は平均で41.7%も向上していました。これは限られたコースでの成果でしたが、指導を受けた時と同様の走り方をすれば、一般道においても10%から20%の向上を見込めることがわかりました。
これには見栄晴さんもびっくり。「こんなに効果があるとは……。これからはエコドライブに努めます」と話していました。
18年度も、前年度に引き続き東京をはじめ全国の9都市でエコドライブと後席シートベルトの着用を呼びかけるラッピングのバスと電車の計14台を走行させました。
18年度は、バスだけでなく電車にもラッピング広告を展開しました。
前年のエコ語大賞募集に引き続き、18年度はエコを題材にした川柳を募集。子どもから高齢者までの幅広い年齢層から5500件の応募がありました。入賞作品は以下の通り。
●goo賞 秋田県/佐藤真彦さん
美男より ゴミを分けてる 君が好き
●JAFMate賞 神奈川県/福島敏朗さん
地球儀に 手を当て孫が 熱計る
●JAF出版賞 徳島県/佐藤昭さん
体重を 減らせば燃費も 減るでしょか
●JAFサービス賞 千葉県/福聚将都さん
急発進 車も恋も すぐダメに
●子ども部門賞 大阪府/林ゆうきくん
ソーラーカー 未来でぼくらが 実用化
●中高生部門賞 千葉県/清水麻美さん
木を植えて 鼻毛がのびない 通学路!!
できることを、やれる範囲で
18年度は、地球温暖化や原油価格高騰の影響もあり、JAFのエコドライブ推進活動が注目されました。行政機関や各種団体からエコドライブ座学講習会の講師派遣依頼が増えるとともに、四国で初めて実技体験型エコドライブ講習会「エコトレーニングin香川」を香川県と共同開催し、19年度も引き続き開催する予定です。「安全の確保」「交通の円滑」「燃費向上」のバランスに留意した上で、「できること」を「やれる範囲」で継続的に実践していただけるようなエコドライブの啓発に努めてまいります。
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