<新卒採用> 総合職

私を変えた成長の軌跡事業系
野間口 拓実

事業系
茨城支部
事業課 事業係
Takumi Nomaguchi
野間口 拓実
(2016年入社)

新人職員として、事業課の業務を幅広くこなす。主に外国運転免許証の翻訳業務、窓口業務、交通安全インストラクターなど。

ライバルと共に挑んだ初の講評スピーチ
未熟な自分も可能性ある自分も知った

陽が沈みかけた夕暮れ、上野から水戸へ向かう特急電車に乗り込んだ野間口は、座席にもたれながら心地よい疲労感に浸っていた。忘れもしない9月24日。まだ初秋だというのに妙に暑い日だった。

入社後、多摩にある中央研修センターでの新任インストラクター研修を終えた野間口は、配属先の茨城支部で順調に仕事をこなしていた。日常の窓口業務では、さまざまなお客様と接することに面白さを感じていたし、交通安全講習会においても、チャイルドシートの点検や取り付け、エコドライブの指導などに前向きに取り組んだ。運転実技講習でも当初は受講者の誘導が主だったが、部分的ではあるが先輩インストラクターの補佐も担当するようになっていた。

そんな半年を過ぎた頃だった。課長から「今まで身につけたことを忘れないうちに行ってこい」と、群馬支部で行われるセーフティトレーニングへの参加命令がくだった。セーフティトレーニングはJAFの実技型講習会の看板とも言うべき講習会だ。
多少の経験はあるにしても、まだ右も左もわからない状態の自分に何ができるのかと不安に思いながらも、「いつかはやるときがくる!」と、覚悟を決めざるを得なかった野間口。
初めての出張。それもたった一人で。不安を胸の奥にしまい込んで、前日に現地入りした。

思いがけない任務。一夜、驚く集中力で練習

現地に入ると、群馬支部のチーフインストラクター、東京からも応援のベテランのインストラクターたちが既に到着していた。その中に、野間口は同期の園部の姿を認めた。研修期間中から親しくしていたこともあり、園部の顔を見るなり安堵したのを覚えている。

打ち合わせで、チーフインストラクターは新人ふたりにも役割を課すことにした。野間口は信号の反応ブレーキのレッスンが割り当てられ、レッスン後に簡単な講評をスピーチすることになった。講習全体の1種目とはいえ、いきなりの任務に戸惑った。園部と顔を見合わせた。お互いの表情に、あからさまに不安の色が浮かんだ。

その夜。講評の内容を把握するために、基本のマニュアルを再度夢中で頭に叩き込んだ。そして、園部とともにスマホに録音しながら、話し方の練習を重ねた。
「この部分は声を張って強調したほうがいい」「もっとゆっくり丁寧に話さないと伝わらないかも」「ジョークを入れて和ませてはどうか」など、お互いの話し方を客観的に指摘し合って翌日に備えた。その夜の時間はあっという間に過ぎていった。
この夜のことは、同期だからこそできた貴重な経験。大変さの中にも一緒に頑張る仲間がいることのうれしさを心底感じたと、野間口は振り返る。

及第点では不満足。目標は高く掲げて進みたい

そして当日。ベテランのインストラクターたちが次々と業務をこなす様は、見事のひと言。セーフティトレーニングという舞台を、習熟した俳優たちが演じきる。野間口は、その統制の取れた舞台に、当事者ながら思わず見とれることさえあった。講習を受ける30人の頷きに、舞台の観客たちも確かに引き込まれていると感じた。
今は同じようにはできなくとも、少しでも近づきたい。野間口の思いは膨らんだ。

さて、野間口の初舞台は前日の夜の努力が実ったのか、自身では悪くない出来だったと思っていた。
先輩インストラクターからも、「よくやった」と肩を叩かれたが、次のようなアドバイスと激励をもらった。

「このレッスンでは、車の速度を少し上げただけで、ドライバーは反応できなくなることを受講者に体感してもらうことが重要だということは話したけれど、それがしっかりと伝わった手応えは感じたか? マニュアル通りの基本的な内容は話せていたが、自分が話すことに精一杯だったね。難しいことだが、これから経験を積んで、参加者の気持ちを掴みながら話せるようになることを期待しているよ。君ならできる、頑張れ!」

その言葉を聞いて、「悪くない出来だった」と思い込んでいた自分を恥じた。確かに、基本的な内容を伝えただけ。しかも、前日にあれほど練習したのに、早口過ぎたことを思い出した。先輩たちのように、その場の雰囲気をキャッチしながら、ときにはジョークも混ぜて、わかりやすく説明してお客様を引き込む技術には到底及んでいない。
今後の課題はたくさん見つかったと、野間口の顔は引き締まった。

帰り道は上野まで園部と一緒の新幹線。
もちろん、二人で反省会。よかったところも、改善すべきところも語り合っていると、上野までの到着はひとりでの行き時間より、はるかに短く感じた。
まだ話し足りない思いを残しながら、別れ際には、「お互い、これから頑張ってやっていこう」と、固く誓い合った。

野間口は、よき友、よきライバルとの出会いがJAF にあったことを幸せに感じた。同時に、自分の未熟さを感じた。自分の伸びしろも感じた。
まだまだ成長できる、いや、成長してやる!と、力が湧いた。
心地よい疲労感だった。

事業課の業務
交通安全講習会の実施

実技型・座学型等、各種交通安全講習会のインストラクター・講師として交通安全を啓発します。誰もがよく耳にする交通安全という親しみやすい言葉ですが、専門性の高いものです。JAFでは「講習会講師養成プログラム」で一人前の講師として活躍できるようフォローします。

セーフティトレーニング

全国調査

警察庁と合同でシートベルト・チャイルドシートの着用状況調査を毎年実施しています。その調査員は、全国52支部のJAF事業課員が行っています。

全国調査データ
翻訳業務

JAF支部窓口では、外国のお客様の免許証翻訳業務等を行います。

海外サポート
その他の「私を変えた成長の軌跡」を見る
 推進系  井土 晋作
推進系 井土晋作

「JAFさん」としか呼ばれなかったのに、ある出来事をきっかけに「井土さん」と呼ばれるようになった。その出来事とは?

もっと読む

会員事業系 渋谷 祐香
会員事業系 渋谷祐香

入念にイベントの準備を進めていたはずだった。でも、天候が渋谷に味方しなかった。そんな渋谷に味方したのは…

もっと読む

IT・システム系 山口 竜雅
IT・システム系 山口竜雅

一日の業務を終えて帰宅しようとしたそのとき、システム障害を知らせる電話が鳴った。230名が勤務する大規模支部のシステム障害だ…
もっと読む

 事業系  野間口 拓実
事業系 野間口拓実

入社半年。インストラクターとして初めての現場は、意外と早く訪れた。研修の内容を何度も振り返り、本番に臨んだ野間口は…

選択中

このページのトップへ