JAFストーリー

2010年 11月号 Episode 68 模範

日下部誠隊員。岡山支部。

日下部誠隊員。岡山支部。「髪型を変えたので、写真を見られたらびっくりされるかも。困ったら、いつでも呼んでくださいね」

岡山県/石黒弘子さん
東京都/高倉聖子さん

石黒博子さんと高倉聖子さんは、高校時代からの仲良しだ。石黒さんは地元の看護学校に通い、高倉さんは東京の小学校で音楽の教師をしている。

ゴールデンウィークに高倉さんが帰省したので、ふたりは会うことにした。石黒さんが家の車で迎えに行った。そのまま昼食にラーメンを食べ、CDを買いにいき、ケーキ屋さんに寄った。ケーキ屋さんの前は広い通りでパーキングメーターが設置されている。高倉さんの家族のぶんも含めてケーキを5個買った。高倉さんがケーキをひざに載せて助手席に。石黒さんがエンジンをかけようとしたところ……かからない。

「ウィーンっていうばかりで……もう、ブルルンとも言わないような感じだったと思うんです」

石黒さんはふだん看護学校の寮にいるので、あまり車には乗らない。高倉さんは免許は持っているが完全にペーパードライバー。ふたりは途方に暮れた。

高倉さんはJAF会員ではないが、ふだんから『ジャフメイト』が大好きで、友人からもらって毎月読んでいる。それもあって、すぐにJAFを呼ぶことを思いついた。

オペレータに電話したあと、10分ほどするとサービスカーに乗った日下部誠隊員が現れた。

「ああ、これがJAFかって……」

高倉さんはふだん愛読しているヒーローものの主人公が現れたようだったと笑う。

「お待たせしましたって……すごい、なんかコミュニケーションがほんとに上手っていうか、つかまれました、心を」

「すごい動作が機敏で、機敏なんだけど威圧感を与えるわけじゃなくて、トークがなごませてくれて……ちょっと微笑みながら」

ふたりして、大絶賛である。

日下部隊員にとっては、ごく通常の作業だった。

「お客さんと話をしたら、かなり不安そうな感じで話をされてました。久しぶりで乗るんですって感じで言われて、電圧とか計ったら、まぁバッテリーが原因だと判断して、一連の作業をしてエンジンをかけたんですけど……」

看護師の卵である石黒さんは、日下部隊員の対応に、とても感動したようだ。

「医療で言うところのインフォームドコンセントっていうか、これから私はこういうことをしますよってことを全部、わからなくても、わかるように説明してくださって、しかも笑いを交えながら……。看護師というのは、専門知識のある接客業だって思ってるんで、患者さんを笑わせることができたら強いなって……そう思ってるところに日下部さんが、もう、模範みたいな対応してくださったんで、感動したんです」

石黒さんがしきりに感心してましたと、日下部隊員に告げてみた。

「ほんまですか、なんでやろ」

隊員は、ひたすら恐縮していた。

(文=松尾伸弥  写真=両角栄介)

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