JAFストーリー

Episode104 タクシー

清水研一 隊員 38歳。千葉・成田基地。

清水研一 隊員 38歳。
千葉・成田基地。
「意外に、このトラブルは多いです。最近は開口部が広いドアも多いので、風が強い日は、気をつけてください」

千葉県/小野哲三さん(67歳)

 

小野さんは、タクシードライバーになって、およそ15年半。乗客のために運転手が車を降りて後部ドアを開けるなど、上質な接客を売りにしているタクシー会社に勤めている。

インターネットなどで調べて、評判がよさそうだったから、いまの会社を選んだ。

「挨拶をちゃんとする、車をきれいにする。そういう基本的なところから、社員を躾けていると。それで、お客さまの、評価がね、だんだん高くなっていくんですね」

小野さんの言葉からは、勤務している会社のサービス精神に対する誇りがうかがえる。

「売り上げの8割くらいが、電話をいただいて無線で配車するという、リピーターですね。お馴染みさんも多くて、いいお客さまが多いです」

小野さんは、以前、JAF会員だったが、タクシーの仕事をはじめてから退会し、ふたたび会員になった。

「確か2年くらい前に、仕事中、世田谷を走ってるときにパンクしたんですよ。で、JAFさんを呼んだんです。通常の規定料金を払いまして、タイヤ交換していただいたんですけど、そこで、会員ならタクシーでもロードサービスを受けられるということを聞いて、ああ、入ります、ぜんぜん知りませんでしたって」

そして、昨年の9月16日。台風18号が猛威をふるいながら東京に接近していた。朝6時前。芝浦から浦安方面に帰るお客さんを乗せた。

「台風が来るという予報が出てて、だんだん風が強くなってました。到着したころには、風速20メートル前後あったんですかねぇ」

目的地に着いたとき、乗客が自分で後部ドアを開けて降りようとした。 「いちばんあぶないんです、お客さまが勝手にドアを開けるのは」

小野さんは慌てて車を降りて、後部座席にまわり、乗客を見送った。ところが、閉めたはずの運転席のドアがきちんと閉まっていなかった。

「私の大失態なんですけど、風のせいで、ちゃんと閉まってなくて、逆にあおられちゃったんですね。バァンといっちゃった。ドアの留め金がはずれて、破損して、ドアが傾いちゃったんです」

そのころ、会社の整備工場は汐留にあった。

「ぜんぜん閉まらなくて、ドアを手で、こう、持ってなきゃいけなかった。汐留までとても帰れないなぁと思いましてね、で、JAFさんをお願いしたんです」

すぐに清水研一隊員が来た。判断は早かった。

「半ドアの状態にでもなってくれればと思って、いろいろやってみたんですけど、だめでした。布製のバンドを巻けば、とりあえず半ドアに近い状態にできるので、窓を少し開けて、窓枠とセンターピラーをいっしょに巻きました」

清水隊員は、安全を確認しながら汐留まで伴走した。

「ずっとね、ついてきてもらったんです。うしろを」

小野さんは、そのときの感動を何度も口にした。

「ほんとに丁寧に、最後まで心配してくれて。私どもも、その精神を見習わなきゃいかんと思いました」

(写真・文=松尾伸弥)

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