お客様の声
〜JAF ストーリー〜

140

2018年2・3月号

バッテリー

持ってるの?

お客様
吉川淳子さん(48) - 神奈川県

吉川淳子さんは、昨年の5月5日、高校生の娘さんといっしょに、ご主人の運転で横浜まで買い物に出かけた。
「うちの子は部活がすごく忙しくて、なかなかいっしょに出かける時間がないので……」

 アウトレットやショッピングモールで買い物を楽しんで、日も暮れたころ平塚市内まで戻ってきた。夕食を買いにスーパーに立ち寄り、帰ろうとしたところ、エンジンがかからなくなった。
「キュルキュルっていうようなパスパスっていうような音が一回して……あれって言って、そのあとは、かかりませんでした」

 車は購入して7年。ディーラーからはそろそろバッテリー交換をしたほうがいいと言われていたが、つぎの車検で大丈夫だろうと思っていた。おもに乗るのは淳子さんで、ほぼ毎日、買い物などに利用している。すぐにディーラーに電話してみたが、閉店直前で対応はむずかしいと言われた。

「私がJAFの会員でっていう話をして……主人も、じゃあとりあえず電話すっか、みたいな」
 だが、オペレーターから、1時間半ほどかかると言われた。
「すごく対応よくしていただいたようで、主人が待つしかないよって。珍しく……」
 珍しく?

「待つのがいやなので。待つ? とか言うと、じゃあつぎにしようとか。あんまり、こう……待つっていうのはないかもしれない」
 どうやら、ご主人はとても不思議なひとらしい。
「自由人です。はい。気づいたらいないとか。じっとしてない」
 そんなご主人が珍しく待つと言った。そのあと、すぐに隊員から電話がかかってきた。前の作業が早く終わったので、いまから向かうと言う。

 すぐに内田隊員がやってきた。
「隊員のかたがいろいろやってくださったら、バッテリーの寿命ですってことで」
 淳子さんには予想外だった。
「つないでもらえばすぐって思ったら、消耗ですって……そこまでダメになることがあるのかと」
「横浜まで行かれて、そこそこの距離乗られて、数分止めてかからないという状況なので……」

 充電しても電気をためられないと、内田隊員は説明した。
「使いきっちゃったねぇ」
 と、ご主人。でも、なんとかなるよ、とにかく家まで帰って明日また考えようと、いつもの様子。

「乗るのは私なんで、ちょっとそれは困る、私は、怖いと」
 そんなやりとりを聞いていた内田隊員は、新品のバッテリーの用意があることを告げた。
「よろしければ、ありますけどって言ってくださって、主人が、持ってるの? みたいな」
 値段も妥当だったので、交換を依頼した。迅速な作業に感心した。
「せっかくのドライブが台なしになるところでしたが、いい思い出で終わりました。よかったです」
 淳子さんのその言葉がなによりうれしいと、内田隊員は言った。
(写真・文=松尾伸弥)

駆けつけた隊員

内田匠 隊員 28歳

厚木基地。
「整備の専門学校に入って、JAFを知り、お客さまと直接接して、人のためになりたいと思いました」

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